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子供の2人目、お金であきらめるの?70歳の一人っ子に言われた こと

      2016/11/15

子供のとき、私は母と2人でアパートで暮らしていました。
高齢者ばかりが住む古くて小さなアパートです。
そこに、当時50歳の夫婦が住んでいました。
おじさん、おばさん、と呼んでいました。

お二人には子供がいませんでした。
仕事で忙しく土日もない母に変わり、よく二人が、特に専業主婦の奥様……おばさんのほうが私の遊び相手になってくれました。
事情を聞いたことはもちろんありませんが、「うちは子供に恵まれなかったから……」という言葉を、ぽろりと聞いたことがあります。

お二人は、私をまるで我が子のように可愛がってくれました。

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時は流れて、最近ご主人……おじさんに会う機会がありました。
ご主人は、もう70歳。

残念ながらだいぶ前におばさんは亡くなっていて、今はおじさんが一人で暮らしています。

私の子供を連れていったのは初めてではありません。
まだおすわりもできない頃に一度会ってもらいました。

時が流れ、数年後。2歳を過ぎた我が子を連れておじさんに会いにいきました。
ご主人は、私を見て言いました。

「2人目は、まだなのかい?」
「子供には、兄弟がいたほうがいいよ。一人っ子は寂しいよ」

一人っ子は寂しいよ。

この年代の方って、みんなそう言いませんか?

私の母も、義理の親たちも言うように、ご主人も同じことを言いました。

しかし、我が家は住宅ローンで金銭的に不安を抱えています。
私が働けなければならない状況で、2人目など考えることができません。

もちろんそんな話はおじさんにはできませんから、曖昧に濁しました。

私の父も母もみんな兄弟が多いから、兄弟はいたほうがいいと勧めてきます。
兄弟がいるのが当たり前の世代ですよね。
お金が、とかではなく、兄弟がいて当たり前だから勧めてくると思うんです。

でも、おじさんの言葉は予想外でした。

「おじさんはね、一人っ子だったから」

25年以上の付き合いがありながら、私はおじさんが一人っ子だったことを初めて知ったのです。

 

一人っ子のおじさんが、寂しさに気づいた時

「おじさん、一人っ子だったんだ?」

「そうだよー。だから兄弟がいる友達がみんなうらやましかったよ」

私と主人の親の兄弟ですが、亡くなった方もあわせると17人の兄弟がいます。
貧乏子だくさんを地でいきました。(義両親の兄弟は、みんな高校・大学出ていますが……)

私の同級生だって、「おじさんおばさんからお年玉もらったー」とか「いとこがー」とか言っていますから、親世代には兄弟がいない人のほうが珍しい気がします。
親とおじさんの年齢は近いですし、この世代はみんな兄弟がいるものだと当たり前に感じている部分がありました。

「一人っ子で寂しかった?」

「母さんやばあさんがいつも一緒にいてくれたから、寂しくはなかったんだー」
「友達の兄弟が自分の兄弟みたいなかんじだったし、みんな可愛がってくれたからね」

「それに、兄弟がたくさんいる友達は、やっぱり貧乏な人も多くてね。だって、稼ぎ手はお父さん一人だけなんだから。弟、妹がいなけりゃ飯がいっぱい食えるのに!って言ってた子も多くてね-。学校もまともに行かせてもらえなかったし。僕は高校も行かせてもらえたけど……」

だから兄弟がいてもいいことばっかりじゃないんだなーって考えてた」

おじさんの言葉は、まさに私が懸念している未来のようでした。

私だって、兄弟は欲しいです。

でも、2人目を産んで、2人とも苦労するぐらいなら1人の子を大切に育てていったほうがいいんじゃないか……と考えていました。

住宅購入、ローン計画に不安があるなか、2人目を産むことが不幸を招くようにしか感じなかったのです。

「でもねー、年を取ると段々”兄弟がいてくれたらな”って思うことが増えたんだよ」

「母さん、父さんに何かあったときに、なんとかできるのは僕だけでしょ?お金とか、介護とか。そういうとき、相談できる相手がいないんだよ。だからすごく不安だったなあ」

確かに、そうかもしれません。

私は妹がいます。

私の両親は当時にしては晩婚で、妹のときには同級生の親よりも10以上も年が上でした。

今後両親になにかあったときには、まだ若い妹には頼れず、私が介護などの補助を行うことになるでしょう。

それでも、妹の存在は精神的に心強いものです。相談相手がいるのですから。

これが、全てたったひとりで背負わなければならないと思ったら……想像しただけで、絶望感は大きいです。

「それにね……なによりね。両親のことを知っている、話せる家族がもう僕だけっていうのが寂しいもんだね……

「兄弟がいたらなあ……やっぱり一人っ子は寂しいよ」

おじさんは、ぽつりぽつりと話してくれました。

 

2人目は、誰のために生む?誰のためにやめる?

私が2人目を欲しいと思うのは、誰のためでしょうか?

もともと、子供は2人欲しいと思っていました。

一人っ子は寂しそう、賑やかな家にしたい、年の近い遊び相手が家族にいたら、私たち夫婦も兄弟がいるから、お互いに助け合って生きていって欲しいから……そんな理由です。

この理由はすべて、私たち親の都合、妄想ですよね。

兄弟がいたって、仲の悪い家もあります。
兄弟に問題がある人は、「あんなやついなければいいのに」と、家族という密な関係であるからこそ憎悪の気持ちが濃くなります。
弟・妹がいなければ、兄・姉がいなければ自分は(好きな)大学に行けたのに……と恨むこともあるかもしれません。

珍しくない話です。ニュースでは、家族同士の悲しい事件が報じられることもあります。

兄弟がいたって、手と手をとりあい、助け合うなんて光景が実現するかどうかはわからない。

兄弟を作ることを躊躇する理由のほうが多い。

しかし、この兄弟を作ることを躊躇する理由は、誰の都合でしょうか?

こちらも、親の都合……妄想ではないでしょうか。

私は、おじさんの話を聞いてそう思ったのです。

「おじさんの親は添い遂げたとはいえ、夫婦仲があまり良くなくてねー……子供はひとりでいいって、作らなかったんだろうね」
「病気とか何か理由があるなら、仕方ないって思えただろうけど。できる状況なのに弟や妹を作ってくれなかったって、ちょっとは恨んだよね」

大人になってから、おじさんは2つのことがわかったのだといいます。

周りが子だくさんで貧乏な中、自分は高校まで出してもらって、望んだ仕事につけた。
兄弟がいなくても大事に育ててもらった一人っ子としての有り難み。

一人っ子であることで、年齢を重ねてから感じた、一人っ子の孤独感。

そのどちらの感情も、大人になって、何十年も経ってようやくわかったのだそうです。

「何十年も生きてみないとわからないことだし、君と僕じゃ時代も違うから一概には言えないんだろうけど……」

 

答えを出すのは子供(たち)

主人の実家はそうではありませんが、私の実家はかなりの貧乏でした。
毎月給料が入っては出ていくような有様で、祖母からお金を借りていたことも知っています。

そんな家計にも関わらず、私と妹を東京の学校に出してくれました。
「よくできたな」というのが本音でした。

そんな両親に、私が子供の2人目はあきらめたいというと、決まって「なんとかなるもんだ」と言いました。

けれど、2人のときとは時代が違います。
父と母の節約の心がけ、今と昔では税の負担の差も大きい、保育料だって全然違うんです。
年金だって親世代ほどは貰えません。年金があるから貯蓄しなくたっていい、は通用しないですよね。だから、老後のために貯蓄がいる。
親世代の「なんとかなるもんだ」を信じることはできません。親の言うことに、内心反発していました。

でも、そんな私もおじさんの話を聞いて心が揺らぎました。

兄弟がいて、今後20数年、子供が大学を卒業するまでの金銭的な問題。
一人っ子で、子供が30、40となり私たち夫婦が老人、または死んだあとの孤独感。

それぞれの家庭、生き方で、出る答えに違いはあると思います。

私も主人も子供を作ることで肉体的なハンデはなく、お金以外の、兄弟を作ることをあきらめなければいけない理由がありません。
お金は大事です。
でも、兄弟がいることでお金には代えられない人生があるのではないか……。

おじさんも言ったように、兄弟がいてよかったかどうかなんて、結果の話。
親のことを語れない相手がいて寂しい……なんて親になれるかどうかもわかりません。
何年も経たないと、答えは出ない。

答えを出すのは、子供(たち)。

生みたいなら、生まないなら。

一人っ子でも、兄弟がいても、「この親のところに生まれてよかった」と思えるような親で居続けることが、親としての責任なんですよね。

まだ、悩んでいます。
なんだかんだいって、大体の不幸はお金に起因しますし、大体のことはお金があればなんとかできますからね。

2人目に踏み切ることがあれば、また記したいと思います。

 

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